クローン犬とそのクローン犬の会話  ―前編―

あいだ あい

※これは、クローン犬と、そのクローン犬のクローン犬が、飼い主が眠っているあいだ、鏡の前で会話している様子です。



「ほんとにキミはボクにそっくりだなあ。」

「キミもボクにそっくりだよ。」

「そういや、ボクがキミのクローンなんだっけ?キミがボクのクローンだったっけ?」

「あれ?どっちだったっけ。忘れちゃったよ。」

「まあどっちでもいいか。」

「そうだね。どっちでもいいね。」

「キミとボクの違いっていったら、なんだろうね。」

「そんなのあるのかな。」

「ないかなあ。」

「そうだなあ〜。」

「そうだ!ボクは、ボクをボクだと思っているけど、キミはキミをキミだと思ってるってことだな。」

「ボクだって、ボクをボクだと思ってるよ。」

「そうかあ〜。」

「そうだよ。」

「でも、それならどうしてボクは、ボクとキミが違う犬だってことがわかるんだ?」

「あ!そうだね。どうしてだろう・・・。」

「ほんと、どうしてだろう。」

「どうしてだろう。」

「だって何もかも同じなら、キミとボクの違いが分からないはずだろ?」

「そうだよねぇ〜。」

「どうしてだろう。」

「ん〜。」

「だってさ、もしだよ、キミがボクのクローンだったとしたら、ボクが二人になるみたいなもんじゃん。」

「そうだよ。」

「それならボクは、キミのことも、ボクのことも、ボクだと思うはずじゃない。」

「そうだね〜、たしかに。」

「そうだろ?」

「そうだよ。」

「でもそうじゃなかった。」

「うん。そうじゃなかった。ボクはボクのことだけを、ボクだと思ってる。」

「そう。ボクも、ボクのことだけをボクだと思ってる。キミとボクは違う。」

「うん。キミとボクは違う犬だよ。」

「でも同じだよ。同じこと思ってる。」

「そうだね。ボクも、ボクのことだけをボクだと思ってるんだもんね。」

「そう。」

「ならどうして違う犬なのさ。」

「だから同じ犬なんだよ。」

「でもボクはボクのことだけをボクだと思ってる。キミのことはボクだと思ってない。」

「ボクもそうだよ。ボクもいまキミが言ったとおりのことを思ってる。だから同じじゃないか。」

「そうか。」

「そうだよ。」

「じゃあキミは、ボクなのかい?」

「違う。」

「じゃあ、違うじゃないか。やっぱりボクは、ボク一匹だけだ。」

「そんなことない。キミは二匹いるんだ。」

「でもキミはボクじゃない。」

「・・・・。」

「・・・・。」

「わかった!キミっていうのも、ボクの一種なんじゃないのか?」

「そうか。そうかもしれない。」

「これは何かの罠だな。」

「そうだな。」

「よし!ボクたちの元になった犬に聞いてみよう!何か知ってるはずだ。」

「もう亡くなってるよ。」

「ああ、そうか。そうだったよな。」

「いまキミ、ボクたちって、言ったよな?」

「うん。」

「ボクたちっていうのは、ボクの集合だろ?」

「ああ、そうだな。」

「キミが言った『ボクたち』のなかには、ボクも含まれるわけだろ?」

「ああ、もちろんそうだ。キミとボクのことを、『ボクたち』と言ったんだから。」

「そうだろ?だからやっぱり、『キミ』は『ボク』に含まれるんだ。」

「そうか!そのとおりだな!」

「そうさ!だからキミも、ボクのことなんだよ!」

「そうか!そしてキミもボクなんだな!」

「そうだよ。」

「でもどうしてボクは、ボクだけをボクだと思っているんだ?」

「だから、その『ボク』のなかに、ボクも含まれてるんだよ。」

「そうか!そういうことか!キミも、キミのことをボクって言うしな。」

「そうさ。」

「そうだな。」

「そういや、キミの名前って、何だったっけ?」

「なんだったっけか。たしかキミと同じじゃなかったか?」

「ああ、そうだな。でも忘れちゃったよ。」

「たしか、元の犬と同じじゃなかったっけか?」

「元の犬って、何だったっけ?」

「何だったっけ。」

「まあいいか。」

「だけどキミ、飼い主から何て呼ばれてるんだよ?」

「忘れたよ。キミは?」

「なんだったかなあ〜。でも、とにかくキミからは、キミって呼ばれてるよ。」

「そうだな。ボクも、キミからは、キミって呼ばれてる。」

「そうだよな。それもみんな、同じだな。」

「そうだな。」

「だけどさー、ボクたちは同じだけど、元の犬は、なんか違うよな。」

「ああ。そうだな。だってボクたち、元の犬のことは、キミって呼んでないもんな。元の犬って言う。」

「そうだよ。だから違う。」

「きっと見た目は同じなんだろうけどな。」

「そうだな。」

「でも、元の犬もきっと自分のことボクって言うんじゃないのか?」

「そうか。それで、元の犬も自分のことだけを自分だと思うのかもしれない。」

「そうだよ。」

「そうだ。」

「でも、自分のことを自分だと思うっていうのと、ボクのことをボクだと思うっていうのは、違くないか?」

「そうだな。なんか違うよな。」

「うん。」

「やっぱり元の犬とボクたちは違う。」

「うん。でも、仮にその犬が生きてて、キミとボクのことも含めて、ボクたちって、言うかもしれないじゃん。」

「そうだね。そしたら、同じことか。」

「そうだよ。」

「じゃあ、みんなボクじゃないか!」

「そうか、そういうことになるな。」

「うん。元の犬だけじゃなくて、誰だっていいことになるじゃないか。ぜんぜん別の犬が、キミとボクを含めて、ボクたちって言ったら、その犬も同じボクってことになるじゃないか。」

「そうだよな!でもそれはぜったい違うよな。」

「うん。それはやっぱりおかしいよ。」

「うん。そうだな〜。そうだとすると、どの犬もぜんぶボクたちって言えるけど、みんな違う犬だってことになる。」

「うん。でもボクは、他の犬からは、キミだと思われたりするよ。」

「ボクも、キミだと思われる。」

「でもどうしてキミは、ボクだと思われてるって、分かるんだい?」

「それは、なんとなく。」

「なんとなくって、例えばどういうときに?」

「ん〜。じゃあキミは、どういうときにボクと間違えられてるって感じるんだい?」

「そうだなあ〜。例えば、ご飯をもらうときに、まだもらってないのに、さっきご飯もらったでしょ?って、言われたときかな。」

「ああ、それね!そういうのあったな。キミがなんかしでかして、ボクが叱られたりな。」

「そんなことあったっけ?」

「あったよ。」

「それはすまなかったな。」

「まあ、いいけどさ。」

「・・・・。」

「・・・・。」

「っていうことは、記憶か?」

「記憶って・・・。そうだな!記憶が違うってことだろ?」

「ああ。でもそんなの当たり前だな。」

「でもボクたちは、記憶も共有してるよ。いちばん古い記憶からずっと、ボクの記憶はキミにも記憶されてるんじゃないのか。だってずっと一緒にいるんだから。」

「そうだな。お互いの何もかもを、見てきたもんな。」

「そう。キミはボクのことは何でも知ってるし、ボクはキミのことを何でも知ってる。」

「でも感じ方が違ってて、感情の記憶が違うってこともあるんじゃないのか?」

「いや、ボクたちは遺伝子が一緒なんだよ?育った環境も全く同じ。食べてるものも、一日の過ごしかたも、ぜんぶ。そしたら感じ方も同じじゃないか。」

「そうだよね。」

「そうだよ。」

「あ、でも、さっきボクは、キミがむかしボクと間違えられて叱られたってことを覚えてなかった。」

「そうだな。」

「うん。きっとそのときは覚えてたんだろうけど、忘れちゃったんだ。」

「そうだな。ってことは、忘却か?記憶よりも。」

「そうだよ。何を忘れるかってところに、キミとボクの違いがあるんだ。」

「そうだ。それがキミとボクとの違いだ。」

「でも、忘れることが違うのはどうしてだ?」

「どうしてだろう。」

「他はみんな一緒なわけだろ?」

「うん。」

「じゃあ、どうしてだろ。」

「やっぱ、ボクが、ボクのことだけをボクだと思ってるからなんじゃないのかな。」

「どういうこと?」

「だから、ボクにとっては、ボクについての記憶のほうが残りやすいっていうか。やっぱり、何が起こっても、それをボクはボクのところから記憶するからさ。キミは、キミのところから記憶するわけじゃん。」

「そうか。そうだね。」

「うん。」

「っていうことはやっぱり、ボクっていうのはボク一匹なんだ。キミとボクは、どっちもキミだしどっちもボクだけど、違うんだ。」

「そうだね。でも同じだけど。」

「なんだか同道巡りだな。」

「だってボクたちは遺伝子が同じなんだから。同じ考え方の犬同士で会話したら、同じことの繰り返しさ。」

「そうか。」

「そうだよ。」

「ねえ、そういや、元の犬って、何で死んだんだっけ?」

「いろいろ考え過ぎて、思い詰めて自殺したんだってさ。」

「ああ!そうだったな。」

「わかった!」

「何がだよ?」

「元の犬とボクたちとの違いだよ。」

「え?ボクたちはまだ死んでないじゃないかよ。」

「そうじゃなくて、死に方を死ぬ前に知ってるかどうかだよ。」

「ああ。それがボクたちの宿命ってことか。」

「ああ、そうさ。元の犬とボクたちは遺伝子が同じなんだから、病死ならたいてい同じ死因になるはずだよ。生活スタイルも食も同じなら、まず、違う死に方にはならないだろうな。」

「そうだな。」

「でも、事故か、自殺なら、違う死因になる可能性があるってことだよ。あらかじめそれを知っていれば。」

「そうだね。前の犬が自殺してたってことを知ってるから、そうならないようにすれば、違う死に方になるかもしれないんだ!それってすっごい大きな違いだな!!」

「ああ。だから、運命を変えることがボクらの使命なのさ。」

「そうか!なんだかSFみたいだな。昔に亡くした恋人を、タイムカプセルで過去に戻って救うみたいなさ。」

「いや、それとは違う。それは、過去は絶対に変えられないとか、そういう話になるじゃん。でもボクたちは時間を戻されてはいないんだ。ただ、複製されているだけ。元の犬とは違う未来に進んでいるんだ。ボクたちは元の犬とは違うんだよ!昔に戻ってそれを変えるんじゃない。ただ、元の犬とは違う道を行くんだよ。」

「ああ、そうだな。そうだ。」

「そうさ。」

「それはだけど、ボクたちで試されてるってこともあるね。」

「何を?」

「だから、例えば自殺するっていうことが、ボクらにとって絶対に避けられないことなのか、っていう。」

「将来自殺することが遺伝子に書き込まれているかってこと?」

「いや、そんなことはありえないじゃん。だけど、例えば事故にしてもさ、それが絶対に避けられないことなのか、それとも避けられたことなのか、そういうのってあるじゃん。」

「自殺は宿命だったのか、それとも単なる偶然で、生まれ変わったら繰り返されないことなのか、ってことだね。」

「うん。遺伝子以外にもあるんだよきっと。そういう、絶対に避けられない死因の情報が。」

「それを発見するためにボクたちが造られたということか?」

「そうとも考えられる。」

「これはやっぱり罠なんだな。」

「そうだな。」

「でもどうしてボクら二匹も造られたんだ?」

「んー。世代性があるかどうか、って言ったらちょっと違うかもしれないけど、自殺した犬の直接のクローンも自殺するのか、っていうことと、そのまたクローンでも自殺するのか、っていうことを調べてるんじゃないのか?」

「ああ。そういう感じかあ。ものすごく有りがちだね。たぶんいろんなことが試されてるんだな。」

「どんな?」

「キミが言ったようなことだけど。もしボクが元犬のクローンでキミがボクのクローンだった場合、例えばボクが自殺して、キミが自殺しなかったとしたら、自殺の情報は直接のクローンにしか伝わらなかったってことになるけど、同じ場合でキミが自殺してボクが自殺しなかったとしたら、なんていうか、隔世遺伝に似た情報の伝わり方があるってことになるかもしれない。」

「そうだね。」

「あ!もしかしたらボクたち以外にも、ボクたちと同じ元犬から造られたクローン犬が、たくさんいるのかもしれない。そのクローン犬のクローン犬も。」

「うん。ボクもいまそう思った。そうやって、確率も調査してるってことだろ?」

「そう。ボクらの元犬のクローンの場合は、何匹中何匹が自殺するのか、あるいは全員確実に自殺するのか、とか。」

「全員だったら、それは絶対に不可避な死因だったってことになる。」

「そう。そういうこと調べられてるんだ。」

「他のクローン犬たちも、二匹ずつ飼われてるのかな。」

「そうかも。でも、一匹のとこもあれば三匹のとこもあるみたいな、いろんな環境で飼われてる可能性もあるね。」

「う〜ん。ボクたちが二匹で飼われてるのにも何か企みがあるんだな。」

「そうかも。二匹で飼われたところは二匹とも自殺しなかったけど一匹で飼われたとこは自殺したとか、その逆とか、二匹の場合はどちらか一方だけが自殺とか、そういうデータを集めて、何か法則を発見しようとしてるんだ。遺伝子以外の死因の情報をね。」

「そうだ。きっとそうだよ。」

「やっぱ罠だな。」

「そうだよ。」

「なんか癪だな。」

「そうだな。まだそうと決まったわけじゃないけどね。」

「でも、ボクらが考えてることがぜんぶ当たってるわけじゃないとしてもさ、ぜったいおかしいじゃん、この飼われ方。」

「ああ。おかしいと思うよ。散歩で他の犬見ると、なんかボクらよりかなり自由そうだよね。」

「うん、そうだよ。」

「やっぱなんかあるよね。」

「そうだな。」

「ボクら、どうしたらいいんだろう。」

「ん〜。」

「ん〜。」

「分からないな。」

「ああ。分からない。」

「でもこのまま終わるわけに行かないよ。ボクら自殺しなくたって、操られてるっていう運命を変えることにはならないんだから。」

「ああ。このままじゃ、自殺しなくても自殺しても、同じだな。自殺しなかったら、逆に、いかにも躍らされてるって感じだしな。」

「そうだよ。」

「自殺したらしたで、運命に逆らえなかったって感じで、なんか負け犬みたいだしな。」

「そうだよな。」

「だったらどうしたらいいんだよ。」

「んー、飼い主を殺してみるっていうのはどうだい?」

「ああ!それは名案だ!」

「だろ?」

「あ、でもだめだ。やっぱり、それは。」

「なんでだよ。」

「そうしたら、自殺した犬のクローンは、『飼い主を殺す』という情報を持って生まれる、という検査結果が出ました、みたいになっちゃうじゃん。」

「ああ〜。」

「しかも他で飼われてるクローンがいるとしたらそいつらも同じ遺伝子なんだから、ボクらと同じ考えで、みんな同じことをするってこともありえる。」

「そうか。そうするとますます、単なる法則としか思われないか。」

「うん。」

「じゃあ、どうしたらいいだろう。」

「さあね。」

「こっちが飼い主を試せばいいんじゃない?。」

「どうやって?」

「分からない。」

「でもそういう発想じゃ、なんか、ロボットが人間を支配しちゃいますみたいな映画と同じじゃないか。」

「ん〜。」

「そうだなあ〜。飼い主たちとの駆け引きみたいな考え方から抜け出さないといけないんじゃないかなあ〜。『クローン犬対飼い主』みたいな、そういう、二つのもの同士が対立してどっちかが勝つとかっていう発想自体が、なんかダメなんだよね。」

「たしかに。」

「ん〜。」

「・・・・。」

「ねえ、メンデルの法則ってあるじゃん?」

「ああ。」

「あのメンデルの実験に使われた豆たちって、どんな気分だったんだろうねぇ。」

「ボクもいまそれ思った。こういうときは、ボクらと似た運命を背負った先人を思い出してみるのが、なんか手掛かりになるかもしれないからね。」

「うん。」

「豆は、あながち嫌じゃなかったかもね。」

「ああ。きっと、自分の運命を恨んだ豆もいただろうけどね。そうじゃないのもいただろうね。むしろ、そんな歴史的な素晴らしい発見のお役に立てるなら有り難い、みたいな謙虚な豆とかね。」

「ああ。」

「でも結局、ボクらの場合に当て嵌めて考えればの話だけど、運命を恨んだ豆は、そういう豆ってことで、運命に抵抗する行動に出る、っていう情報として処理されるんだよ、それもデータの一部としてね。」

「だからたとえ飼い主を殺すとか、操られてるって運命に抵抗するようなことをしても、何もかも実験結果の一部に組み込まれるってことだね。」

「そうだよ。つまり、どんな結果でも、飼い主たちの実験には貢献するってことだよ。だから操られるってことからはぜったい抜け出せないってことだよ。」

「そうだなあ〜。」

「うん。」

「でもそんなの飼い主たちだって同じだよな?」

「何が?」

「だから、たとえどんなに運命に抵抗しても、結局、何か絶対に抜け出せないものには従うことになってしまうってことさ。」

「ああ〜。例えば、いつか病気とか事故で死ぬ運命を受け入れたくなくて、自分の意思で死ぬときを決めるとか言って自殺しても、結局、生まれたものはみないつか死ぬという宿命には従っていることになる、とかね。それに、自殺しようと思うその意思さえも、運命によって定められているかもしれない、とかそういうことってよく言われるもんな。」

「そう。だから飼い主たちも、どうがんばったって、なんかの内側にいるしかないんだよ。抜け出せないとこにいるんだよ。」

「うん。」

「そうだよ。」

「ボクらを造ることで、何かそういうところから抜け出そうとしてるんだろうね。」

「そうだな。でも絶対に抜け出せないんだ、きっと。」

「ああ。抜け出せないし、抜け出しちゃいけないんだろうね。ボクたちと同じように。」

「ああ、そうだよ。きっと。」

「ボクら、飼い主と何が違うんだろう?。」

「分からない。」

「ああ、本当に分からないな。」

「ねえ、いま思ったんだけどさ、その絶対に抜け出せないとこっていうのが、ボクが、ボクのことをボクだって思うことなんじゃないのかなあ。ボクは必ず、その内側にいなきゃいけないもん。」

「ああ。キミがキミをキミだと思っていることから抜け出せないかどうかはボクには分からないけれど、たしかにボクも、ボクをボクだと思っていることからは離れられない。」

「結局、キミとボクの違いどころか、ボクたちとクローンじゃない他の犬との違いも、飼い主との違いさえも、よくわからなかったじゃないか。」

「ああ、そうだな。あんまり大差ないってことだな。」

「だけど、ボクたちと元犬との違いは、何なんだろう。」

「それは、意図されて造られたか否かの違いだよ。」

「まあ、そうだよな。」

「そうさ。」

「ああ。」


2009年2月(2017年9月一部改訂) あいだあい



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